LEGAL FORCE Legal Forceを導入したメリット
現在、さまざまな業界でAIの導入がされています。はばたき法律事務所でも、作業効率化をはかり、AI契約審査プラットフォームのLegal Forceを導入しました。
群馬県の弁護士事務所としては、画期的な試みとなります。Legal Forceとはどのようなサービスなのか。企業法務等でも利用されている、Legal Forceのメリットについて解説させていただきます。
契約書面のチェックについて
当事務所では、特許権や知的財産権、企業法務、債権回収等、労働問題に注力しております。そのため、契約書のチェックは業務のひとつです。
企業間で結ぶ契約は、取引や権利譲渡等、とても重要なものです。したがって、契約書のリーガルチェックを弁護士に依頼する方も少なくないと思います。
しかしながら、急ぎの案件なのに、なかなかリーガルチェックから戻ってこないという経験はないでしょうか。
それもそのはず、契約書のリーガルチェックには次のような手順を踏むことになるからです。
- 条文を検索する必要がある
- 法改正された場合、都度確認が必要
- ミスを生まないため、ダブルチェックが必要
条文を検索する必要がある
契約書のリーガルチェックでは、その契約に関わる法律や事例を確認し、チェックする必要があります。契約書面の問題点を洗い出しし、法律に沿った修正を行うために、条文を探し確認する必要があります。修正の参考となる条文の検索は人手と時間がかかる作業になります。
法改正された場合、都度確認が必要
憲法以外の法律は、国会で衆議院、または衆参両院の承認を得られれば改正することが出来ます。毎年なにかしらの法律が改正されており、その改正内容が契約書のチェックに必要な場合は都度確認を行う必要があります。法改正の内容が組み込まれていない契約書だと不利益を被る可能性があるからです。
ミスを生まないため、ダブルチェックが必要
企業間の取引や、権利譲渡等の契約は、その企業にとってとても重要な事柄になります。そのため、どんな軽微なミスも許されません。どんな熟練した人でも、絶対にミスをしないとは限らないので、ダブルチェックを行う必要があります。
上記のように、人の手で行う契約書チェックは、かなり手間がかかります。いずれ手順も契約に不備が起きないように行う大切な作業です。時間短縮をはかり、契約に不備があっては大問題なので、契約書チェックの時間短縮化は、専門家にとっても悩みの種でありました。
Legal Forceのメリット
Legal Forceを導入することによって、手間のかかりがちであった契約書のチェックはどのように効率化されたのでしょう。
Legal Forceを導入したメリットとして、次のようなことが挙げられます。
- AIでチェックしてくれるので時間の短縮になる。
- ダブルチェックの手間が減る
- 法改正の最新情報でチェックできる
AIでチェックするので時間の短縮になる
Legal ForceはAIによって契約書をチェックしてくれます。エラーのある部分は、参考になる条文を提示しつつ指摘してくれるので、人の手で事例や条文を探すという手間を軽減できます。人の手で条文を検索するよりも機械で処理した方が、かなりの時間を短縮することが出来ます。
ダブルチェックの手間が減る
Legal Forceはエラーのある箇所を人工知能が検索してくれチェックしてくれるので、ダブルチェックの手間を大幅に軽減できます。人の手よりも、機械のチェックは処理速度が早いので業務の効率化も図れることになりました。
更につけ加えれば、機械的に処理してもらうことで、万が一にも起こり得るヒューマンエラーも防ぐことが出来ます。
法改正の最新情報でチェックできる
Legal Forceのレビュー機能は、最新の法改正について対応しています。したがって、法改正について簡単に追いかけることが出来ます。最新の法改正の情報を手間かけることなく追いかけることができるので、調べる時間が短縮され、業務の効率化が図れます。
上記は、今まで契約書のチェックで、特に時間がかかっていた部分をサポートしてくれる機能です。これのおかげで、従来よりもスピード感を持って契約書をチェックすることが出来るのです。
Legal Forceの導入によるご依頼者様のメリット
ここまでは、Legal Force導入における、事務所側のメリットを紹介させていただきました。本章ではみなさんが気になる、ご依頼者様側のメリットについて確認していきたいと思います。
Legal Forceを導入することによって、ご依頼者様が受けるメリットは以下が考えられます。
- 契約書のチェックがスピーディになる
- レスポンスよくやりとりができる
契約書のチェックがスピーディになる
Legal Forceの導入によって、従来までの手間が減ることで、リーガルチェックの依頼~契約書の返送までのやり取りを短縮することが出来ます。
契約書のチェックがなかなか戻ってこなくて、やきもきした経験はないでしょうか?Legal Forceを導入したことにより、契約書のチェックがスムーズにおこなえ、手元に戻るまでの期間が早くなります。
レスポンスよくやりとりができる
Legal Forceを導入することによって、契約書をチェックする時間が減るので、その分ご依頼者様の他の相談に時間を割くことが出来ます。今までチェックに充てていた部分をご依頼者様とのやり取りに充てることができるため、レスポンスよくやりとりを行うことが可能です。
Legal Forceの導入は、事務所の作業の効率をはかるだけではなく、上記のようなご依頼者様のメリットにもつながります。
Legal Force導入による契約書チェックについての強み
Legal Forceの導入を決めたのは、作業効率化とともに、サービスの向上を図れると感じたからです。当事務所の所在地である群馬県で、Legal Forceを導入した法律事務所は当事務所はほとんどありません。これにより、他事務所に比べ、以下の強みを持っていると自負しています。
他事務所よりも手厚いサービスを提供できる
当事務所では、企業法務、債権回収、労働問題等さまざまなジャンルに注力しています。それぞれ注力しているジャンルの相談は、契約書のチェックだけではありません。Legal Forceを導入したことによって、契約書にかかわる業務の時間を効率的に削減し、弁護士にしかできない仕事への時間を増やすことができました。
削減した時間をご依頼者様と向き合う時間に充てることによって、従来よりも更に手厚いサービスを提供できるようになったと自信をもっています。
群馬県内で導入している事務所は少ないため、他事務所にはないスピード感で対応できる
Legal Forceを導入している事務所は、県内では当事務所の他にほとんどありません(2021年5月現在)。AIの力を借りることによって、他事務所に比べ、契約書チェックの依頼から完了までの期間を短縮することが可能になりました。他事務所にはないスピード感を持って対応が可能です。
まとめ
今回はLegal Forceのメリットや導入した強みについてお話をさせていただきました。昨今、さまざまな業種でAI化され、作業効率の向上が図られています。法曹界も例外ではなく、今回ご紹介した契約書のチェックの効率化は画期的なシステムと言っても良いでしょう。
群馬県内で契約書のチェック等、ご検討の際は、ぜひ当事務所にご連絡ください。
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LAWYER 弁護士紹介
弁護士羽鳥 正靖(はとり まさやす)
地元群馬の皆様の躍進と安心のために
知財分野に限らず、企業法務全般及び一般民事分野に精通した弁護士として皆様に貢献することをお約束します。
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- 経歴
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2006年 3月 群馬県立前橋高等学校卒業
2006年 4月 一橋大学法学部入学
2011年 3月 一橋大学法学部卒業
2011年 4月 立教大学大学院法務研究科入学
2013年 3月 立教大学大学院法務研究科卒業
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- 所属団体
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- 群馬弁護士会
OFFICE 事務所概要
名称 | はばたき法律事務所 |
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代表者 | 羽鳥 正靖(はとり まさやす) |
所在地 | 〒371-0055 群馬県前橋市北代田町174-43 2階 |
連絡先 | TEL:027-289-4172 / FAX:027-289-4174 |
対応時間 | 平日 9:00~18:00(事前予約で時間外も対応可能) |
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